気持ちが萎え、
ときには涙することもあった。
だが、涙に恥じることはない。
この涙は、
苦しむ勇気を
もっていることの証だからだ。
ヴィクトール・フランクル「夜と霧」 みすず書房
わたしたちは苦しみのあまり、気持ちが萎えてしまい、涙するしかないことがあります。また、あまりにも苦しくて、涙さえ出ないこともあります。人間はどうして苦しむのでしょうか。それは、わたしたちが生きている証です。わたしたちが生きるということは、わたしたちをはるかに超えた大きな現実のうちに生かされていることを、わたしが認めることでもあるのです。
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