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更新日:7月1日


わたしには、この傷のことはよくわかっている。もう長い年月、わたしは傷を負ったまま生きてきた。愛情に対する限りない飢え、人々からのけ者にされるのではないかという限りない恐れ。この傷が癒えるとは思えない。いつもわたしを苛む。だが、それにはそれなりの理由があるのだろう。この痛みは、わたしの救いへの入り口、栄光への扉、自由への通路かもしれない!

この傷は、傷のかたちを借りた恩寵だということを、わたしは知っている。


           


          


              ヘンリ・ナウエン

          最後の日記 女子パウロ会




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