傷カトリック京都司教区6月30日読了時間: 1分更新日:7月1日わたしには、この傷のことはよくわかっている。もう長い年月、わたしは傷を負ったまま生きてきた。愛情に対する限りない飢え、人々からのけ者にされるのではないかという限りない恐れ。この傷が癒えるとは思えない。いつもわたしを苛む。だが、それにはそれなりの理由があるのだろう。この痛みは、わたしの救いへの入り口、栄光への扉、自由への通路かもしれない!この傷は、傷のかたちを借りた恩寵だということを、わたしは知っている。 ヘンリ・ナウエン 最後の日記 女子パウロ会